1983年(1)
1983年(1)
行程
東京(18:45)-「あさかぜ1」- 防府(8:56 / 9:39)- 小郡(9:57 / 10:00)-「やまぐち」- 津和野(12:21)- 広島
「やまぐち号」と可部線を巡る旅です。
東京駅より「あさかぜ1号」にて最寄駅の防府を目指します。
17:00〜19:00は次々に寝台特急が出発するため、多くのファンがカメラを構えていました。
18:45に東京駅を出発します。
A個室、食堂車を含む13両編成ですが、この頃はB個室、ロビーカー、シャワールームは連結されていません。
寝るまでの間、食堂車で暖かい料理に舌鼓を打ちます。
「富士」「はやぶさ」「出雲」と同じ編成ですが、「あさかぜ」という列車名には何か別の風格が感じられます。
防府から小郡まで普通列車で行き、小郡から津和野まで「やまぐち」です。C57 1とC58 1の重連がオリジナルの12系客車を牽引していました。
車内放送の鉄道唱歌や歓声が入り交じる中、甲高い汽笛がのんびりとした車窓の向こうに響き渡ります。
翌朝、柳井を通過する時に留置されている80系電車を見つけました。
現在この2両は交通科学館に展示されています。
津和野を後にして広島に向かいます。
可部線では72系が最後の活躍をしていました。
’70年代半ばまでは南武線や房総方面など首都圏でも見ることができましたが、このころは富山港線とここに残るだけとなりました。
仁保駅で特急「おき」と列車交換です。
使われてはいませんが、タブレットキャッチャーがまだ残されています。
車内はほぼ木造で、ニス塗りの壁と板張りの床から独特の匂いがします。
この車両は呉線で運用されていたらしく、車端には便所が設けられています。